新しい生活

 昨年の夏頃に決まった、息子の膝の手術。1歳頃から膝を曲げるたびにバキッと音がしていて健診のたびに相談していたのだが、「成長すればなくなるよ」との答えばかりだったので様子を見続けていた。
 それから数年経ったが症状は変わらず、運動量も増えたためしっかりと検査をしてもらうと、半月板が一部損傷しており、早期に手術する必要があるということが分かった。確かに思い切り走る場面でもジョギングのような走り方だし、ジャンプする時も「もっと膝曲げて!」と毎回言ってしまうくらい膝の曲がりが悪かった。どこか本人の中で膝を曲げた時の違和感やそれに対する恐怖心があったのかもしれない。今回の手術とリハビリを機に、良い方向に進むことを願うしかない。

そんなこんなで入院の前日、息子と入院付き添いの私はコロナの抗原検査を受けることになった。もしどちらかが陽性であれば、手術はおろか、入院ができない。(コロナが蔓延している状況でも手術前提に進めてもらえることには感謝しかないが。)手術もこの先はだいぶ埋まっているとのことで、この検査が今後のスケジュールを大きく左右することとなった。
 検査を受けるのに1時間、受けて結果が出るのにさらに1時間。いろんなパターンを想定し、緊張感でピリついた2時間を過ごした。その横で、美味しい美味しいとグミを二袋食べ尽くす娘。全くのん気なもんである。

検査結果が出て、2人とも陰性。これでようやく本腰入れて入院準備ができるなと気合が入った。
クラスのみんなに見送ってもらって嬉しかったと号泣する息子が落ち着いた後、全身麻酔の方法や手術した後どのような状態になるのか(足を動かさずどう生活するのか)といったことを説明。こういう時、検索すればたくさんの画像が見れる情報社会には感謝しかない。
 おおよそ1週間ほどの入院予定だったので、リストアップした必要なものを準備してカバンに詰めた。「旅行に行くみたいやな」という息子。どこに行きたい?と聞くと、「オーストラリアかなあ」と答える。なんとまあこちらものん気だこと。

入院当日。いつもより早く起きたにも関わらず、全く時間の余裕がない。荷物を確認しようとしたけど、リストアップしたメモも見つからない。はあとため息をついてからまあなんとかなるかと思い直し、もろもろの用事を済ませ、娘の登校を見送ってから荷物を積み込み出発。
 病院までの道は大渋滞。駐車場に入るにも車の長い列ができていた。それを見て、「サファリパークの入り口みたいやなあ」と思った私は、のん気兄妹の生みの親。

そんなこんなで始まった新しい生活。続きは次回…。

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